創業180年、時代を超えて受け継がれるエレガンス
1830年の創業以来、フランスの多くの王侯貴族を顧客に持ち、美しく上質なものに敏感な本物を知る人々によって愛されてきた＜パルファンドルセーパリ＞ 。
創業者であるアルフレッド・ドルセー伯爵（Court Gabriel Alfred Guillaume d’Orday)は1801年、ナポレオン皇帝時代の高位の伯爵家に誕生しました。日常的に自宅のサロンに多くの貴族を招いていた祖母の影響で、美とエレガンスに満ちた環境の中で育ったアルフレッド・ドルセーは、やがて彼の知的で洗練された振る舞いや、洒落たファッション、ライフスタイルが社交界でも注目の的となっていきました。
伊達男としてその時代の＜ダンディー＞の象徴であったアルフレッド・ドルセーの類まれな芸術的センスは、絵画、彫刻、錬金術など、幅広い分野へと広がっていきました。そして1830年にアルフレッド・ドルセーがはじめて手がけた魔法のような香水は、たちまちすべての女性を虜にしたのです。こうしてパフューマー＜シュバリエ・ドルセー＞が誕生しました。
繊細な花の魂までも表現しようと試みるパフューマーとしての彼の情熱は、1852年の永眠の時まで続きました。その後、1908年にファミリーによって
＜パルファンドルセーパリ＞ 社が創設され、彼の貴重な香水技法は、現代まで大切に受け継がれています。
その時代につくられたラリック、バカラなどの貴重なクリスタル製の香水ボトルは、今でもアンティークボトルとして有名です。